迷惑メール対策サーバが迷惑
今回は「青山学院大学」「慶應義塾大学」「昭和大学」「島根大学」を取り上げさせていただきました。
「迷惑メール対策サーバ」の製品紹介では、どのメーカーも「入れるだけでOK!」「チューニング不要!」などとうたっていますが、そんなのうそだと思います。
(少なくとも本学が入れた製品の場合)
私など定期的に管理画面を開いて、判定ミスをチェックしたり、判定設定をごにょごにょいじったりしてます。これは主に「判定精度を上げるため」と「負荷をかけすぎないようにするため」であり、このバランスがまた難しいのです、はい。(^_^;)
(しかし、うまく動いてくれるとうれしかったりもするのです (^^) )
今回は、よかれと入れた「迷惑メール対策サーバ」が引き起こした障害の紹介です。
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(続き)
まずは「青山学院大学」です。
次は「慶應義塾大学」です。
- メールサーバ(SPAM対策機器)の障害について (湘南藤沢ITCより)
「1. 通常SPAMと判定されるメールがSPAMと判定されない。2. メールの配送が最大110分遅延する。」とのこと。
原因が「SPAM対策機器のうちの1台において、1. SPAM判定プログラムの誤作動のため。2. 上記に伴いCPU資源が不足したため。」だったとか。
冗長構成にしていてもなかなかうまくいかないことってありますよね。経験あり。
次は「昭和大学」です。
- 重要なお知らせ (総合情報処理センターより)
「11/22から11/24かけて迷惑メール対策システムの不具合により迷惑メールが各利用者宛に到達してしまいました」とのこと。メールの遅延も発生していたようです。
また、以下の通り以前もトラブルがあった模様。
「9/21にメールの大幅な遅延が発生し、その後も時折遅延が起きておりましたが、迷惑メール対策機能の調整を行った結果、現在はほぼ解消されております。」とのこと。
そう、随時チューニング作業が必要なんですよね。
最後は「島根大学」です。
- 学外から「@edu」宛のメールの不達について (総合情報処理センターより。2006年12月06日の記事)
メールの不達が発生したらしく、その原因が「12月6日8:30〜8:45頃までに実施した迷惑メール対策製品の実験運用のための設定変更のミス。」とのこと。
何とも悲しく悔しい障害です。
本学の対策サーバは、冗長構成にしていないにも関わらず、これまで一度の障害もおきたことがありません。こういった報告事例を見ると、かなり運がいいと思います。ほっ。
(そりゃ誤検知とかはありますけどね)