「これでも大学職員のブログ」の古いやつ

「これでも大学職員のブログ」の2015年以前のブログをこちらに移しました。

早稲田大学のアンケートを勝手に抜粋する

今回は「早稲田大学」を取り上げました。


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アンケート結果を見れば、その大学の教育、研究環境が見えてきます。


(更には、事務職員の評判まで。。)


http://www.waseda.jp/wits/data/questionnaire/2010/questionnaire.html



アンケートの概要
•実施期間:2010年11月4日(木)〜11月17日(水)17:00
•実施方法:Waseda-netポータルのアンケート機能を使用。メールにて対象者に通知し、Web経由でアンケートの回答を行った。
•対象者数:学生(66,043名)、教員(5,203名)、職員(4,651名)
•回答者数:学生(3,121名)、教員(282名)、職員(446名)


まあまあの回収率ではないかと。 (それにしても規模でかいな)


で、こういアンケートって、自由コメント欄が好きです。


※特に無記名方式の場合、ここぞとばかりに書きなぐる方もいることでしょう。


「はい」「いいえ」の比率はここでは置いといて。。 自由記述を勝手に抜粋。
(お褒めのコメントではつまらないのでその逆を主に。。 m(__)m)


「学生の回答」より。


ん? 自由記入の回答が無い。


 何故だ。 残念。



「教職員の回答」より。


・11-602 には ソフト Mathematica のインストールに失敗しており,ver.7 が正しく起動できない端末がある。導入前の環境のクリーンアップが不完全なためインストーラーが初期の動作をしなかったためと推測するが,近々リリース予定の ver.8 をインストールする際には,このような失敗はしないでほしい。また,同ソフトから各種のデータベースにアクセスできるコマンドが,学内からは利用できず,不便である。同ソフトが起動している間は,必要なリソースを解放してほしい。"


・22 号館3 階教員室のPC 台数が少なすぎて、空くまで長い時間またなければならないので、台数を増やしていただきたい。自宅で作成したWord 文書が教員室のPC では文字化けする。新しいバージョンにアップしていただきたい。


せめて学内のWeb サーバにはProxy サーバを介さずにアクセスできるようにしてもらいたい。「ネットワーク」の講義(実習)でProtocol の説明をするのにHTTP はtelnet でも確認できる上に見た目が簡単でわかりやすいが、実際には共通端末室から接続可能なWeb サーバがないため講義に支障がある。
ネットワーク等の学生実験などを端末室で行う際の自由度がもう少しあればと思う。


・端末室の端末ではマルチOS起動可能な状態にしてほしい。例えば、Unix を利用するのに、一端Windows を起動しなければならないのは、非合理的。初学者の教育上においても混乱の元。


・理工学術院の教員室(非常勤講師用)の端末のPCは2台のみ、プリンタは1台のみです。講義用の教材を印刷するには、十分とは思えません。時間に追われて、事務室の方のPCをお借りしたことがあります。


・プロジェクターの輝度について、教室を真っ暗にしないと見えないほど不十分。真っ暗にすると学生は寝てしまうので、教育効果を上げるためには、輝度の十分なプロジェクターに早々にリニューアルして頂きたい。


・大学におけるほとんど全ての事務書類フォーマットが、Windows 版word に基づいて作成されている。Mac ユーザが本書類を活用しようとすると、表などがずれて使い物にならず、手書きか自作せざるを得ず、非常に効率が悪い。これらの事務処理全てがweb を通して行われるようになれば、かなり効率化される。


・任期付教員のアドレスである(?)""〜@aoni〜""ですが、同じ名字で以前に登録していた方とまったく同じアドレスを取得してしまったために、その方が登録したどこかのサイトの案内等のメールが頻繁に来ます。任期中に解除しなかったのだと考えます。 もし可能であるなら、メールアドレスを登録する際に、そのアドレスは「過去に○人の方が利用しておりました」的な最低限のことを教示するようにしてほしいです。


・教室の IT 機器の箱に鍵をかけるのは良いとしても、パソコンとプロジェクタ間の接続ケーブルをその都度教師が持ち運んで接続するのは何とかなりませんか。パソコン側はしかたないとしても、箱側にケーブルを常時差し込んでおいて(箱が施錠してあればそのケーブルをはずすことができない構造)、教師はパソコン側との接続だけを行えばよいようにしてもらうと手間が半減します。


非常勤講師が図書館の提供するデータベースを学外アクセスで利用できないのは非常に不便。なんとかならないか。学内の情報化が人文科学系の教育・研究にあまり対応していないように思われる。
特に図書館との連携が希薄であると感じる。


web メールで、こちらが書いたメールを送信後、自動的に控を[sent item]へ入れてくれる機能がデフォルトになっていないのは使いづらいです。気づけば設定でチェックを入れればいいだけの話ですが、できれば初期設定でそうしていただけると助かります。また、メールのツリー表示が可能になると管理しやすくて楽だなと思うことがあります。web メールは全体にどこで何が設定できて、何ができないのかがもうひとつわかりにくいです。ほかのPCメールアドレスへの自動転送ができるらしいことも今回はじめて知りました。


・メール環境について、セカンドメールの存在意義が感じられない。教員も学生もGmail などに転送後利用している者が多い実態を考えると、早急な改善が必要と思われる。メールには、マル秘情報も含まれるにも係わらず、外部のメールサーバーを利用せざるを得ない状況は好ましくない。また、教員同士、事務方教員間で情報秘匿が必要な電子書類のやりとりを安全にできるサーバーもご用意頂けると安全管理がより行いやすくなるのでは。


学生のメール容量が少なすぎ、送っても返ってきてしまうことがある。5MB というのはあまりにも今の時代には少ないのでは。また教員用の容量も少なすぎ。セカンドメールだどという対応では不便。インターフェースも使いにくい。


学内ネットワークにおいてNTP サーバーへのアクセスをポート制限しているのは理解しがたい。


・情報環境の改善という点で一言。非常勤講師なので自宅PC で電子ジャーナルの閲覧ができません。同じ教員なのになぜ専任教員と格差がつけられているのか疑問です。こうした差別をなくしてほしいです。


無線LAN は学内ネットワークで用意せず,外部の業者に委託してしまうことを提案します.わたしたちが無線LAN を使いたいと思うのは主にウェブサイトが見たいときなので,学内ネットワークに接続する必要はありません.にもかかわらず現状では無線LAN が学内ネットワークにつながっているため,認証などの面で使い勝手が悪くなっています.無線LAN アクセスポイントの設置をBB モバイルポイントやLivedoor Wireless のような業者に委託してしまえば,学内ネットワークの安全性に気をつかうことなく無線LAN の運営ができると思います.月額数百円なので,学生にも払えるはずです.



実際は違うもの(利用者の誤解)もあるとは思います。


また、教員の場合、アンケート形式についてのコメントが多かったです。
職業柄か。




アンケート結果を全て公開することって、なかなかできません。


(内輪で公開して終わり、という大学の方が多いと思う)


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