「これでも大学職員のブログ」の古いやつ

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導入事例の素晴らしさと現実とのギャップ

今回は「千葉工業大学」を取り上げました。


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導入事例のページを見ると、ついでにその大学の情報センターサイトも見ることもあります。


そこでの出来事。


まず、導入事例を2つほど。


1つ目。 「NTT東日本」より。

http://www.ntt-east.co.jp/business/case/2005/001/interview.html

千葉工業大学NTT東日本と構築した高速キャンパスネットワーク「MARINE(Multimedia Archives & Resources Intercross NEtwork)」は、2004年12月に試験運用が開始され、本格運用は2005年4月からの予定となっています。


MARINEの主な特徴
1.1ギガビットの高速通信を各研究室まで基本的に利用可能
2.センターでアクセス制御やウィルス対策等を一元化し、セキュリティの強化及びメンテナンス性の向上を図るとともに、機器の冗長化構成による安定運用も実現
3.フロアなどに中継機器を設置不要とし、構築費・保守費の大幅な削減を実現
4.光ファイバLANのためノイズに強く、UTP(メタル)ケーブルに比べ伝送距離の制限を受けない


う〜む、いいことづくめだ。 「冗長化構成」「中継機器を設置不要」「光ファイバLAN」。


FTTD。 初めて聞いた。 fiber to the desk の略だそうです。


2つ目。 これも「NTT東日本」より。

http://www.ntt-east.co.jp/business/case/2006/004/index.html
千葉工業大学は2006年4月、コンピュータ演習室のPCやワークステーションの環境を全面的に刷新。その数は700台を超えるものでした。刷新にあたり、ネットワークブートによるシンクライアント環境、高速なレンダリング処理を可能とするPCワークステーション、そして、次世代のクラスタNASストレージといった最新テクノロジーを取り入れつつ、「止まらない演習室」実現のため、可用性の高い共通情報基盤を構築しました。


う〜む、これもいいことづくめだ。  「止まらない演習室」「耐障害性」。


PC教室含め、情報基盤をほぼNTT東日本に整備してもらった模様。


で、この大学の情報センターサイトを見てみました。


そこで気づいたのが、以下の障害案内ページ。


って、障害の発生多くないか?!


思わず数えちゃいました。 (性格悪い。。)


  2009年度 10件
  2008年度 22件
  2007年度 14件
  2006年度 19件
  2005年度 14件


導入事例のシステムとは関係ないトラブルもあるのでしょうけど。。


※なんとなく、計画停止も多い気がする。 → 「停止案内 過去のお知らせ




大同小異。どの大学も似たようなものかと。


どんなに素晴らしいシステムを入れても、それを日々運用するのは大変なわけなのです。


(ちょっと強引な締め方)


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