「これでも大学職員のブログ」の古いやつ

「これでも大学職員のブログ」の2015年以前のブログをこちらに移しました。

東大入試も簡単になった?

今回は「最近の新入社員のお話」を取り上げさせていただきました。


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ゆとり教育っていろいろ論じられてますね。
私など学生を見ていてもあまり感じないのですが、講義している教員からするとその違いがわかるのかな。


http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20100610/214875/
日本の多くの企業では今年4月に入社した新入社員が研修を終え、職場に配属されているはず。研修中はあまりに新入社員の意欲の低さに、「うちの会社の未来は大丈夫か」と頭を抱える人事部の育成担当者が多くいたという。ただ、日本企業はゆとり世代を育てて行かないと、未来はない。


人材コンサルティング会社の社長が語ってます。
大切に育てられ過ぎでしょう。競争させないと、打たれ弱くなります。学校での成績評価も相対評価から絶対評価になりました。要するに、順位をあまりつけないのです。手を一生懸命、授業中に挙げていたら、成績表が10になったりします。土曜日と日曜日を休みにして、いろんな経験を積ませるようにしたはずが、塾ばかり行っているでしょう。


 この世代は非常に恵まれた環境に育っています。大学入試にしても非常に簡単になりました。東京大学にしても、非常にシステマティックに勉強して、合格する仕組みができているのです。答えから見て、解き方を暗記するようなことがより簡単にできるように、すごい参考書がそろっています。」


なるほどねぇ。。
全部が全部これに当てはまるとも思えませんが。


すごい参考書が揃ってるのは、若者のせいではないんですけどね。


まあ私の場合、性格がら「手を一生懸命、授業中に挙げていたら」もできないので、どちらにせよ10を取るのは無理のようです。。



2ページ目では具体的な取り組みが紹介されてます。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20100610/214875/?P=2


三井物産とか、伊藤忠商事とか、商社はやはり優れていると思います。10年ぐらいは成果主義の対象にしないで、3年ごとに職場をローテーションさせたりしています。そこで失敗体験をさせたりしている。


 商社ではやはり、先輩の背中を見て育て、という感じです。実際に若手が憧れるような先輩がいる。商社でもそれぞれ特徴があります。私の古巣である伊藤忠商事は他の商社に比べて、若手に大きな責任を任せるのが早いでしょう。


 森永製菓もすごく良いなあ、と思いました。以前は新入社員と、教える先生役の若手の先輩たちがすごく密接につながっていました。新入社員が最後に、先輩に感謝の手紙を読んだりしていた。


 日本マクドナルドもそうですね。現場で先輩と後輩がしっかりつながっている。重要なのは「育てる喜び」を組織に根付かせないと。教える側のメリットがないと、だめでしょう。」


インタビュー受けてる社長が商社出身のため、商社を持ち上げてる感じの記事ですけどね。


そういえば、マクドナルドって以前店舗での残業問題がありましたけど。。
それでいて社長は本社では残業ゼロとか理不尽なこと言ってたな。

http://b.hatena.ne.jp/entry/zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20091112-00000001-president-bus_all




新入社員からすれば、こんな時代で就職するのも大変だったのに、入れば入ったで「最近の若者は」とたたかれる。大変ですよね。


※苦労せず就職した世代(先輩社員)には言われたくないだろうな。


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