「これでも大学職員のブログ」の古いやつ

「これでも大学職員のブログ」の2015年以前のブログをこちらに移しました。

Gmail、Yahooメール、Live@eduを討論!

今回は「一橋大学」「中部学院大学」「鹿児島大学」を取り上げさせていただきました。

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何やら、GoogleAppsを導入した大学の担当者のお話を聞く場があるそうです。
 大学における最新システム導入事例 (亜大ご近所さん、情報提供 感謝ですm(__)m)

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★2009.5.29追記。INTEROPでも事例紹介がある模様。立教と日大の導入事例?

 https://reg.cmptech.jp/public/session/view/1075
  (中の人さん、情報提供 感謝ですm(__)m)
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とまあ、これだけだと単なる宣伝で終わってしまうので。。
今回は、Gmail、Yahooメール、Live@eduについての討論会の模様を紹介します。


ブログ「予定は未定であって決定ではない」より。 (2008年12月 5日)

screenshot
3大学の担当者によるパネルディスカッション。
Google Apps Education Edition
   2006.10 一橋大学
Windows Live@edu
   2007.4 鹿児島大学
Yahoo!メール Academic Edition
   2007.12 中部学院大学



それぞれのサービスの長所や短所、導入前後のお話等が載っています。
担当者からのコメントだけにかなり説得力あります。


ということで、それぞれについて適当に抜粋。


GoogleApps 導入について(一橋大学


GoogleApps導入の懸念
・広告の表示、Education Editionは表示しなくてもよい  ・利用動向をマーケティングに転用されること  ・その他、規定が合衆国連邦法に基づいている点、某国の情報統制に荷担しているGoogleは云々かんぬん
GoogleApps導入効果
・メールボックスの増量、200MB→7GB  ・メール利用相談件数の減少  ・法廷電気点検中も稼働  ・いまのところ賞賛も苦情もあまり聞かれない
新たな課題
・ログが取れない、クラウドコンピューティングの弱点  ・障害発生に関する情報がない、、、  ・気がつけば仕様変更、、、  ・無償サービスが終了したらどうする、、、


Yahoo!メールAcademic Editionの導入について(中部学院大学


Yahoo!メールからの提
・学生の個人情報をあらかじめ提出が不要  ・所定の手続き後のみ利用可能  
・メールデータを二重で保護  ・フリーメールとは別にYahoo!メールAE提供用システムを構築して運用  ・無料
利用状況
・YahooのWebサイトからもログイン可能  ・現在は通学生の未利用対象、960人  ・アクティベーション情報は毎晩通知  ・今後は通信教育課程への配布を行う予定、ActiveDirectory連携がネック
その他、改善点、課題
・担当者負担の軽減、業者対応等が不要、パスワード再発行対応不要  ・携帯アドレス変更時に、通知アドレス更新を忘れ、着信通知が不達になったり、学生は携帯アドレスを簡単に変更しちまう  ・アクティベーション完了前はメールが受信されない  ・Yahoo!IDを既に持ってる人は、別のIDを持たなきゃいけない、


Windows Live@Edu(鹿児島大学


運用状況
・2008年3月卒業生と、2008年4月〜の在学生が利用可能  ・利用統計は取れていない、マイクロソフトに要望は出してる  ・使い方などに関する問い合わせもほぼ無い  ・生涯などに愛するマイクロソフト社のサポート、毎日のようにメールが来る
問題点
Windows Live Hotmail自体  ・電子メールの転送設定を行うと、メールサーバ側に残らない  ・ID作成後180日以内に利用者による初期設定が行われないと、メールボックスが削除される  ・360日間利用がないとメールボックスが削除、卒業生は180日  ・運用上の問題  ・卒業生が「パスワードを忘れた」と行ってきたときの対応  ・卒業→入学の際のIDの継続


なるほど、なるほど。_〆(。。)



どれも一長一短です。
まあ、新たなシステムを導入する場合、何らかの制限を承知(覚悟)の上で導入するわけですね。 (それを如何に利用者に説明し、納得してもらうかが鍵かも?


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