「これでも大学職員のブログ」の古いやつ

「これでも大学職員のブログ」の2015年以前のブログをこちらに移しました。

内緒のURLは意味がない

今回は「武蔵工業大学」を取り上げさせていただきました。

いきなり結論から言います。
アクセス可能なURLを隠すのは意味がない


これは、今回紹介する大学の「SSL-VPN」のことです。紹介します。


武蔵工業大学」です。(情報処理センターより)

screenshot
抜粋。「以下のウェブページより,SSL-VPNのURLを学外から知ることができるようになりました。
SSL-VPNのURL通知」
https://ws.sc.musashi-tech.ac.jp/%7Eexternal/notify_sslvpn.html

上記のページからユーザ名を入力して実行すると,SC-UNIXサーバのメールアドレス(ユーザ名@sc.musashi-tech.ac.jp)にSSL-VPNのURLが通知されます。
なお,上記ページからの実行は1日1回に制限されていますので,ご注意ください。
 ●記載日 2008/7/31
」とのこと。





SSL-VPN」のURLを学外から知る方法のようです。求める声が多かったのでしょう。
先日始めたばかりの運用のようですが、あえて偉そうに言います。すいません。
これ、あまり意味がないと思います


上記の仕組み自体は素晴らしいと思います。
ユーザ名入力で登録アドレスへ自動送信。実行は1日1回のみ。等)


しかし、何れわかっちゃいますよ。
例えば。。いま流行り(?)の「ソーシャルブックマーク」(公開型ブックマークとでもいいましょうか)。こういうサービスに、この大学のユーザが誰か一人でも登録したら、即公開ですよ。


また、あくまで一例ですが、Googleをちょっと使えばURLの特定は可能です。


だったらWEBメールだって隠さなきゃ駄目じゃん!」と突っ込もうとしたら。。

screenshot


なんと、WEBメールのアクセスがSSL-VPN経由でした!
徹底している。。恐れ入りました。m(__)m


上記ページの画像から、VPN装置はジュニパー「Netscreen-SA」であることがわかります。
また、以下ページから、webメールは「Active!mail」であることがわかります。
  http://www.ipc.musashi-tech.ac.jp/webmail/gakunai.html



そもそも「SSL-VPN」のURLを隠すのって意味あるのでしょうか?
しかもWEBメールSSL-VPN経由って。。


非公開とする運用に意味がある」のでしたら、それも1つのセキュリティーポリシー。


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