「これでも大学職員のブログ」の古いやつ

「これでも大学職員のブログ」の2015年以前のブログをこちらに移しました。

戸惑う質問

今回は「質問内容も多岐に渡るお話」です。

何年か情報センターに勤務していますと、いろいろな質問が来ます。こちらもスペシャリストではないので、時に答えらないケースもあったりします。「分かりません」と答えるのは非常に恥ずかしいですが、後々尾を引かないためには必要な手段でもあります。
(適当に推測混じりに答えてたりすると、後で面倒になるケースもありますから)
今回は、一瞬考えてしまうような珍しい質問を紹介します。
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(続き)

「システム関係の会社について聞きたいのですが」

とある学生さんからの就職に関する質問です。情報センター勤務といっても業界は違いますので。が、それでも自分の体験談を話すことはできるのです。なぜならば、実は私は転職して大学にきたのです。なので、以前の会社での経験であれば話すことはできるのです。
が、ちゃんと最後に「就職の相談は就職指導の部署があるので、そこで聞いた方がいいよ」と伝えるようにしています。

「中国ではメールが盗聴されるのか」

これは1年ほど中国に行くことになった教員からの質問です。これはちょっと困りました。風説ではいろいろと耳に入ってきますが、事実はよく分かりません。
(WEBアクセス時の政府による検閲もどこまでされているかもよくわかりません)
なので「まずはメールは暗号化による通信にしておくのがいいのではないでしょうか」と、日本の場合でも通用する少々苦し紛れの回答になってしまいました。

「教室で携帯の充電してもいいですか」

これは複数の学生から聞かれたことがあります。「電気も大学の立派な教育研究設備の1つ」と考えれば「駄目です」となるのですが、たかだか携帯の充電ですからね。一応「他の利用者の迷惑にならないようにしてください」と答えています。
(良いとも駄目とも名言はしない)
堂々と教室の壁や机上の電源コンセントで充電している学生も現にいます。
本心は「聞くほどのことではない。うるさい教職員に見つからないようにね」です。



まあ、どんなに技術のスキルや業務知識を身につけたとしても、答えられない質問というのはあるものですね。私の場合、ありきたりですが「明るく」「席を立って(座ったままの対応は印象悪いので)」「話を聞く(話を遮らない)」を心がけてはいます。
こちらの応対態度1つで、満足できないであろう回答でも満足してもらえることもあるのです。


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