例外のない対応はない
今回は「ユーザからの強い要望に屈するお話」です。
毎年卒業式を終え、来年度を迎えるに当たって行う作業が「ID(メールアドレス)の削除」です。
どこぞの大学と違って「生涯ID(メールアドレス)」のような運用はしていません。
(しているところはすごいと思います。よく管理できるなと。)
卒業生や退職教職員の方々についてこれらを削除するわけですが、削除後はしばらくの期間憂鬱なのです。
何が憂鬱かというと。。
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(続き)
■ケースその1.復活して!
毎年ホームページや掲示板等で削除の予告をし、その中で「各自バックアップを〜」「削除した情報は復活できません」と記載していても、復活要望が来ます。
当然丁重にお断りするのですが、中にはそれでも喰らいついてくるユーザもいます。で、なんだかんだで結局一時的に復活させてあげるケースが稀にあります。
(上司も毅然とした態度で断ってくれよ。。)
そのために行うリストア作業は、かなり面倒で時間がかかるのです。しかも緊急を要するケースが殆ど。参ります。。
■ケースその2.まだ削除しないで!
圧倒的に教員からの要望が多いです。
教員の場合、退職して別の大学に行くケースが多いです。本来は「退職 = 削除」なのですが「関係者に周知するためしばらくは残しておいて欲しい」と頼まれます。
退職時期など早めに分かっているのだから、その間に周知させればいいのに。。
■ケースその3.ホームページは保管しておいてくれ
IDを削除するということは、そのID領域も削除することを意味します。
本学の場合、その領域を使って各自ホームページを作成(公開)する運用になっています。
で、こんな依頼が来ます。
「○○先生のページは有用な情報が多いので、退職されても削除すべきではない」
「退職後、ホームページを別のプロバイダに移転するので、それまで消さないでくれ」
そんなに必要だったら自分でバックアップしておけば済む話です。
で、その後依頼した本人は依頼したことを忘れてしまうのです。結局その程度のページなのです。
そんなこんなで、こういったケースにあまり労力をかけたくないので、最近は「卒業(退職)後、一定期間は削除を行わない」運用にしています。
※しかし現実は、その一定期間後に同じ依頼が来ます。とほほ。。