ハラスメント・ガイドラインがない大学を晒す

今回は「ハラスメント」を取り上げました。

こんなＮＰＯがあるそうです。 知らなかった。。

• NPO NAAH

で、こんな研究してるそうです。

• アカデミック・ハラスメントに関する研究

（２）全国の大学のハラスメント・ガイドラインの整備状況
　ハラスメント・ガイドラインがない・大学公式ホームページに掲載がない大学

ということで、PDFを見てみると。。

• 　ガイドラインのない大学pdfファイル（約119KB）

ほ〜〜。結構ありますねぇ。　（表にドメイン名を載せる意味がわからんが）

東京の大学だけでもこれだけ出てるし。
日本医科大学、日本歯科大学、帝京大学、東京工科大学、拓殖大学、桜美林大学、立正大学、文京学院大学、東京理科大学、東京薬科大学、東京造形大学、東京女子医科大学、東京慈恵会医科大学、東京家政大学、共立女子大学、目白大学、東邦大学、東京医科大学、成城大学、女子栄養大学、昭和大学、昭和女子大学、共立薬科大学、武蔵野音楽大学、武蔵大学、日本体育大学、日本女子体育大学、玉川大学、聖心女子大学、杉野服飾大学、嘉悦大学、武蔵野大学、政策研究学院大学、東京女学館大学、学習院女子大学、恵泉女学園大学、駒沢女子大学、東京富士大学

うちの大学は。。。　なるほど。　皆さんの大学は載ってます？

おまけ。　興味深い調査結果も載ってました。

• アカデミック・ハラスメントの実態調査報告書』　ＰＤＦ

その回答内容、結構強烈です。

特にP12以降の「教員に対するアンケート調査」。

こんな統計もあり。。

自由記述欄から抜粋。。

・女子大の男性教員など、実際には存在しないセクハラの噂を立てられた教員が「無実」を証明するのもなかなか困難であるということも(なかなか理解されないが）検討してほしい。

・論文の共著者として名前を載せるよう強要された人がいる

・学内の昇格基準を満たしているにもかかわらず、昇格のテーブルに出してもらえず、クレームをつけたら期間限定採用だと言われて退職せざるを得なかった
・｢教授の研究テーマと合致しないことを理由に、教授から退職を強要され、退職・転職させられた人がいる

・ある女性助教授は、講義内容について、“役に立たない学問領域だから”という理由で内容を変更するよう言われた

・大学組織では抑える人がいないので、一度教授になってしまえば、幼児的行動も陰湿な行動もほとんど野放しになってしまう

・教員から職員に降格されたことに対して地位保全の仮処分をおこなった人がいるが、大学は裁判所の仮処分決定に従わず、逆に解雇してしまった

・実験データの捏造があった。データの改竄をさせられた。

・他人の研究論文を書くことを強いられた。

・他の助手であるが、教授から教官の定員問題で教授室に呼び出され顔をにらみつけられ、転職を迫られた。その時の雰囲気は暴力団から恫喝を受けているようだった。

・門閥をつくり、人事・予算が決定されるので、他大学出身者は“干される”。

・ある私大では事務局長の独裁体制で、その違法行為（裏金造り、労働法違反、脅迫等）を指摘した教職員は、大学幹部によって排除されてきた。まともな教職員は転出するしかない。

・指導教員への嫌がらせとして、その教員の指導生だけを大学院入試で不合格にした。

・院生が指導教官から運転手にさせられた等々の被害を受けた。その教室では過去、院生の自殺者が複数出ている。また、心身症にかかった人も出ている。

・昇進の鍵をにぎっている教授（男性）から「今度いつデートをしてくれるか」といわれ、返答に困った。冗談にしてもやめてほしい。

いろいろあるんですねぇ。。

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“ファーストオーサー”。　聞きなれない言葉ですよね。