2010-10-07 東大の運用ポリシーが面白い システム・サービス 今回は「東京大学」を取り上げさせていただきました。 前フリなくいきなり紹介。 「東京大学」です。 (情報基盤センター) www.ecc.u-tokyo.ac.jp [情報メディア教育部門の運用ポリシー] 以下抜粋。 これらのサービスは「ベスト・エフォート(できるだけ頑張るが保証はできない)」型のサービスです. 質をきちんと保証するには,システムの各所に冗長構成が必要になるなど資源の利用効率が低下します.大学におけるサービスでは,平均的な質を高くする方が資源を有効に利用できるとの考えから,最悪の場合の質の保証は行わないポリシーを取ります. できるだけシステムを停止する事が無いように努力します. ただし,二重化するほどの資源は無いので,停止する可能性が全く無いわけではありません. 例えば,既知の初歩的なクラッキング手法でパスワードが知られるようなことが無いように,セキュリティに配慮してシステムを構築・運用します. 但し,高いセキュリティは実現できるが利用方法が難しいといった仕組みは導入しません. 学外,或いはセンター外など,外部に対してできるだけ迷惑をかけないようにします. このポリシー考えた人の人間味が出ています。 憎めない感じ。 つぶやき風な雰囲気もまた良し。 委員会などで「この文章でいいでしょうか」なんて審議したら、直されちゃうでしょうね。 雲の上の存在の東大が、ほんの少しだけ近くに感じられました。